1910年頃ドイツ純銀(800銀法定純銀)バラのレリーフの大型センターピース。
もとの目的としては、ビスキュイなどの焼き菓子を供する為のものと思われます。

非常に大きく、精緻な作りで、畳んでも開いても豪華な銀器です。 高さ22cm、たたんだ時の幅は17cmですが、広げると約30cmの円形になり、大輪の花が開いたようです。

ヒビ、欠けや細部の欠落もなく、手入れの磨き筋と使用された痕があるだけの非常に良い状態です。

重さが1650gもあることから、造りの重厚さと頑丈さがご想像いただけると思います。刻印は800銀マークと "Handarbeit"です。

量産されたものではなく、注文を受けて一品を手作りしたものと思われます。ドイツの Hanauの工房と思われます。

ドイツ、オーストリアの銀器の面白さは、このような華麗な細工とデザインで有りながら実用を考えてどっしりと銀を惜しげなくふんだんに使い、自由なデザインが広がっているところです。

長い歴史の中で戦火に遭うことが多かった大陸ヨーロッパでは1900年代のものでも良い物が綺麗に残っているのは少ない言われますが丹念に探していくと、息を呑むような興味深い物が出てきます。

これは大物ですが、少し小振りの蓋付きキャビア容器など繊細な装飾で、お手ごろな物も有ります。順次HP上に掲載かオークションに出品して参りますので、是非ご覧下さいませ。320,000円