全体

縁は二重のビーズ、彫りはロココ風のモチーフのブライトカットです。惜しい事に、内側の小さめのビーズ部分のいくつかに難を見つけましたので、修復後に改めてお値段をご案内いたします。

この二重ビーズ装飾、彫りのデザイン共、1770−1780年代の典型的なデザインです。


中央のクレスト彫刻。
この紋章部分から、持ち主の家系を特定できます。

中央の穴は、ポットの穴と同じく、熱気を逃がすためのものです。
熱いティーポットをサルバの上に置くと、特に高台のあるタイプのポットは、その高台内側部分とサルバの間の空間が熱くなり、次に冷えることで気圧が下がり、ポットがサルバにくっついてトラブルの原因になるからです
。小穴を空けることで、蒸気で曇ったり、くっついたりすることがなくなるわけで、古い大きなサルバに見られる工夫です。
後年の物や、小さいサルバにはこの穴はほとんどみられません。

脚の部分。ジョージアンらしいビーズ装飾です。


左上はメーカーズマーク。

下は左から、イヤーマーク(1785年)、ライオンパサント(英国925)、レオパード(ロンドン)、デューティーマーク(ジョージ三世)